次の日曜日(5月26日)から、今年度の弁理士試験が始まります。
短答式筆記試験から受験される方は、すでに追い込みの段階に入っていることでしょう。今回から短答式筆記試験の合格基準点(いわゆる足切り点)が少し高くなることを考慮すると、今後の弁理士試験は厳しくなっていく傾向にあるようです。
しかし、難易度に多少の変化があったとしても、弁理士試験で受験生に求められるものは、常に同じだと思います。求められるものとは、条文に対する正確な理解力、問題の読解力、論文式筆記試験での文章力および口述試験でのコミュニケーション能力でしょう。
これらの能力を高めるために条文を中心に日頃努力を積み重ねた方であれば、いくら難易度が変わろうとも、いつか必ず最終合格されるものと思います。
試験当日の運に左右される点があることは否めませんが、仕事等に追われながらも勉強時間を確保してコツコツ努力を積み重ねた人にこそ、試験当日の幸運は舞い込むはずです。受験される方々の努力が報われますように。(田村)